2012年1月24日火曜日

[なでしこリーグ]浦和レッズ、ディフェンスの選手層が充実【女サカニュース】

浦和レッズレディースは23日、MF猶本光(福岡J・アンクラス)、MF高畑志帆(早稲田大学)の加入を発表した。これにより、既に発表済みであるDF鈴木里奈(常盤木学園高校)、DF成合瞳(FC高梁吉備国際大学)を含めた4選手の入団が決まり、24日の新チーム始動を迎える。

猶本はU-17日本女子代表として、2010年にトリニダードトバゴで開催されたFIFA U-17女子ワールドカップ準優勝。昨年は、U-19日本女子代表として、新しいチームメイトになるMF藤田のぞみとダブルボランチを組み、全試合に先発してアジア連覇の原動力となった。中盤でバランスを取りながらボールを配給するだけでなく、積極的にゴール前に飛び出して、得点に絡むプレーに磨きをかけた。高校生ながらも福岡J・アンクラスではレギュラーを掴み、主力として活躍するなど、なでしこリーグでのプレー経験も豊富。

一方、高畑はユニバーシアード日本女子代表のセンターバックとして、昨年8月に開催されたユニバーシアード準優勝に貢献。大会では大学のチームメイト、臼井理恵とセンターバックのコンビを組み、抜群の安定感で攻撃陣を後押しした。また、攻守において、ゴール前の競り合いでは無類の強さを発揮するファイターとして知られる。相手との接触に恐れることなく、体を張ったプレーでピッチに倒れ込むシーンも多いが、不屈の闘志で幾度もチームを窮地から救ってきた。ボランチでプレーした経験もあり、DFラインからの展開にも期待したい。

ここ数年、浦和は中盤から前のポジションの選手が新加入選手が多かったが、今シーズンはディフェンスに重点を置いた補強をした。昨シーズン途中に熊谷紗希(フランクフルト)が抜け、夏以降に抜擢された坂本理保も現在は負傷離脱しており、選手層の充実が急務だった。先述した高畑に加え、U-19日本女子代表の鈴木は常盤木で3バック、代表では4バックのセンターバックを務める。鈴木と高畑はボランチ、吉備国際大学から加入する成合もサイドバック、センターバックと、複数のポジションでプレーすることが可能だ。

現在、負傷している齋藤あかね(浦和残留、仙台移籍かの発表は23日現在なし)、坂本が復帰すれば、昨シーズンは薄かったディフェンスの選手層も充実する。

【みなサカ編集部】

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