大学女子サッカー地域対抗戦2012は27日、アスコザパークTANBA(兵庫県丹波市)で開幕する。3月1日までの4日間(試合は28日より開始)、各地域から選抜された選手で構成された9チームが優勝を目指して戦う。また、開幕を2日後に控えた25日には、西が丘サッカー場で第8回関東大学女子サッカー東西対抗戦が行われた。第1試合では関東B選抜が関東Liga Student2011高校生選抜に4-1で勝利を収め、第2試合では東関東大学女子選抜と西関東大学女子選抜が1-1で引き分けた。
関東B選抜は関東大学女子サッカーリーグ2部・3部に所属する16チームから選抜された選手で構成されている。下部リーグとはいえ、2部優勝の国士舘大学、3部優勝の東京国際大学など、新たにサッカーを創設した躍進著しいチームが多い。昨年、一昨年と地域対抗戦で3位入賞を果たしており、今年も上位進出を目指す。31分に永木真理子(山梨大学)がPKを決めて先制すると、35分には寺本知靖子(東京国際大学)のロングフィードに反応した内田那弥(大東文化大学)がスペースに走り込み、GKとの1対1から冷静に流し込む。その後も永木の2点目、後半開始から出場した松山智(順天堂大学)が追加点を挙げた。
地域対抗戦で優勝の一番手と目されるのが昨年度の覇者・西関東選抜である。全日本大学女子サッカー選手権で両校優勝した日本体育大学と神奈川大学に、昨年度まで同大会2連覇していた早稲田大学が加わる。個々の選手の能力の高さでは他地域を上回り、吉備国際大学を中心に構成された中四国選抜と決勝で当たる可能性が高い。試合はボール扱いの上手い選手を揃える東関東選抜に主導権を握られるが、GK山本有沙(日本体育大学)の好セーブで凌ぐと、23分に右スペースを飛び出した神山典子(神奈川大学)が先制点を決める。だが後半はチャンスを生かせず、相手の反撃をGK山本の好セーブなどで凌いだが、試合終了間際に瀬戸口梢(筑波大学)に同点ゴールを決められた。
【取材:Takuma Omori@西が丘サッカー場】
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